「目には目を」これってどうなの?
イランで4歳の少女の顔に石炭をかけて視力を奪ったとして有罪判決を受けた男性に対し、「両目失明させる刑」が施行されました。
イランでは犯罪に対して科され得る「目には目を」という厳格な同害報復刑が施行されたのは今年2回目だそうでシャリア(イスラム法)においては、同害報復の原則が中心的な位置を占めてる。
イラン、「目には目を」で男に失明刑執行 4歳児の視力奪った罪で 写真3枚 国際ニュース:AFPBB News
どうして同害報復なのか
まさに「目には目を」といった被害に対し加害者側にも同じ苦しみをという点からは凄く納得できるのだが、実はこの法律は加害者側にも大きな意味を持つというのだ。
それは、「加害者側に過剰な刑を科さない為」とも言われている。
一見すると死刑でも不思議でないと考えてしまいがちだが、イスラム教であるが故にこの様な仕組みになっているのでは無いかと考えます。
イスラム教の死生観
死に際して魂は一度は肉体から離れ、終末の日に神の審判と救済のため再び肉体と結び付いて再び現世に転生する。
といった考え方であり、死罪は罪の重さとしては重い中にも救いが残ってしまうのではないか。
決して被害者としては救いなどは無いと思いますが、加害者には簡単に死んでしまってはという考えなんでしょうか。
同害報復刑は善?悪?
これには様々な価値観や考え方、宗教上の問題も大きく関係すると考えています。
私個人の見解としては、少なくとも同害報復刑は決して悪とは言い切れない部分があると考えます。
理由としては、日本の法律などと比較した時に罪に対する認識が一般的に低く捉えられてしまっていると思うからです。
「自分が嫌な事は相手も嫌だ」という考えで、同じ事が返ってくると理解していると罪を犯す前に一度考えるきっかけになるのではないかと思います。
それでもイランでは起きてしまうという事を考えると意味を問われてしまいそうですが、本当に自分が失って困る物が無い人はいないと思うので有効だと思ってしまいますけどね。
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